2026/07/31 07:54
「長野でナチュラルワインを造っているワイナリーを知りたい」「ワイナリーを訪れて、自然な栽培や醸造に取り組む生産者について知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
長野県は、ワイン用ぶどうの生産が盛んなワイン産地です。
県内には多くのワイナリーがあり、地域ごとの気候や地形を生かしたワイン造りが行われています。
県内には、ぶどうの栽培から醸造まで一貫して取り組む生産者もあり、有機栽培や無化学農薬栽培、自然酵母や野生酵母を取り入れたワイン造りも行われています。
そこで本記事では、公開情報をもとに、ナチュラルワインとの関連性が確認できる長野県内のワイナリーをご紹介します。
ワイナリーの見学・訪問を検討している方に向けて、訪問時に確認しておきたいポイントもまとめました。
長野県は多様なワイナリーが集まるワイン産地
長野県でワイン造りが盛んな理由
長野県には標高の高い地域が多く、地域によっては昼夜の寒暖差が生まれやすい環境があります。
また、雨が少なく日照時間が長い地域もあり、ワイン用ぶどうの栽培が行われています。
県内では地域ごとに気候や地形などの条件が異なり、それぞれの土地の特徴を生かしたワイン造りが行われています。
こうした環境の違いも、長野県で多様なワインが造られている背景のひとつです。
長野県には5つのワインバレーがある
長野県のワイン産地は、主に「桔梗ヶ原ワインバレー」「千曲川ワインバレー」「日本アルプスワインバレー」「天竜川ワインバレー」「八ヶ岳西麓ワインバレー」の5つに分けられています。
小布施町や上田市などが含まれる千曲川ワインバレーをはじめ、県内各地でワイン用ぶどうの栽培やワイン造りが行われています。
そもそもナチュラルワインとは?明確な定義はある?
ナチュラルワインには、法律などによる統一された明確な定義があるわけではありません。
そのため、生産者によって栽培や醸造に対する考え方は異なります。
一般的には、化学農薬や化学肥料の使用を抑えたぶどう栽培や、有機栽培、自然酵母・野生酵母を用いた醸造、醸造時の添加物や人為的な介入をできるだけ抑えるといった考え方と関連付けて語られることがあります。
長野県内にも、こうした自然な栽培や醸造への取り組みを行う生産者が存在します。
次に、公開情報から具体的な取り組みが確認できるワイナリーをご紹介します。

長野のナチュラルワインワイナリー4選
ここでは、各ワイナリーの公式サイトや公開情報をもとに、自然な栽培・醸造への取り組みが確認できる長野県内のワイナリーをご紹介します。
ナチュラルワインには統一された明確な定義がないため、それぞれの生産者が公開している栽培方法や醸造方法に着目して見ていきましょう。
1. 小布施ワイナリー|有機・無化学農薬栽培に取り組む
小布施ワイナリーは、長野県上高井郡小布施町にあるワイナリーです。
自社農場産のぶどうを100%使用する「ドメイヌ ソガ」シリーズなどを手掛けています。
有機栽培や無化学農薬栽培にも取り組んでおり、公開情報では2005年から無化学農薬栽培を始め、2011年以降は一部の畑で有機JAS認証を取得したとされています。
2. Veraison note|化学農薬を使わないぶどう栽培
Veraison note(ヴェレゾンノート)は、長野県上田市にあるワイナリーです。
上田市塩田平の東山地区にぶどう畑を構え、2023年秋には畑の一角にワイナリーが完成しました。
公開情報では、化学農薬を使わないぶどう栽培に取り組んでいることが紹介されています。
3. Sail the Ship Winery|ビオロジック栽培と野生酵母を取り入れるワイナリー
Sail the Ship Wineryは、長野県上田市でワイン造りを行うワイナリーです。
公式サイトでは、2016年に東山地区でぶどう畑を始め、現在は自園で育てたぶどうのみをワインに使用していることが紹介されています。
栽培では除草剤や化学合成農薬を使わず、ビオロジック栽培に取り組んでいます。
醸造では、ぶどうに付着している野生酵母を用いて発酵させ、添加物を加えないことを公式サイトで説明しています。
4. 南向醸造|丁寧なぶどう栽培と野生酵母でシンプルに造るワイナリー
南向醸造は、長野県中川村にあるワイナリーです。
2021年6月にワイナリーを開設し、2013年からワイン用ぶどうの栽培を始めています。
圃場は標高600~700メートルに点在していると、NAGANO WINE公式サイトで紹介されています。
※南向醸造は醸造所への見学・訪問対応を行っていません。
長野のナチュラルワインワイナリーを見学するときのポイント
長野のワイナリーを訪れて、ぶどう畑や醸造所を実際に見てみたい方もいるでしょう。
ただし、見学や訪問への対応はワイナリーごとに異なります。
訪問を予定している場合は、次のポイントを確認しておきましょう。
見学には予約が必要な場合がある
ワイナリーによっては、見学を予約制としている場合があります。
希望する日時に訪問できるとは限らないため、事前に公式サイトなどで見学方法を確認しておくと安心です。
試飲できるとは限らない
ワイナリーを見学できる場合でも、試飲までできるとは限りません。
販売や試飲の対応時間を別に設けているケースもあるため、ワインを味わいたい方は訪問前に確認しましょう。
訪問前に公式情報を確認する
ワイナリーの見学条件や営業状況は変更されることがあります。
特に予約の要否や受付時間、試飲の可否などは、訪問直前に最新情報を確認することが大切です。
また、ナチュラルワインに関連する取り組みを行っていても、醸造所への見学・訪問に対応していないワイナリーもあります。
ワイナリー巡りを計画するときは、見学できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
長野のワイナリーを訪れた後に海外のナチュラルワインも試してみたいならVin X Cellar
長野のワイナリーを訪れて、自然な栽培や醸造に興味を持った方は、海外のナチュラルワインにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
※本記事には、運営元が販売するオンラインショップ「Vin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)」の紹介が含まれます。
Vin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)は、ナチュラルワインを専門に扱うオンライン通販ショップです。
フランスやスイス、ジョージアなど、海外の生産者によるワインを取り扱っています。
生産者の背景やワインの特徴も紹介されているため、造り手の考え方を知りながら選びたい方にも参考になります。
長野でワイン造りの現場に触れた後は、産地や生産者が異なる海外のナチュラルワインを試してみることで、栽培や醸造方法による違いを楽しむきっかけにもなるでしょう。
長野のナチュラルワインワイナリーに関するFAQ
Q. 長野県にはナチュラルワインのワイナリーがありますか?
長野県には、有機栽培や無化学農薬栽培、自然酵母や野生酵母を取り入れたワイン造りを行う生産者があります。
本記事でご紹介した小布施ワイナリー、Veraison note、Sail the Ship Winery、南向醸造などがその一例です。
ただし、ナチュラルワインには統一された明確な定義がないため、一括りにせず、それぞれの生産者が実践している栽培・醸造方法に目を向けることが大切です。
Q. ナチュラルワインには明確な定義がありますか?
ナチュラルワインには、法律などによる統一された明確な定義はありません。
一般的には、自然な栽培や醸造を重視し、ぶどう本来の個性を生かすことを目指したワインを指す言葉として使われています。
そのため、有機栽培や自然酵母を取り入れていることだけで、ナチュラルワインと一律に判断することはできません。
生産者ごとの考え方や具体的な造りを知ることが重要です。
Q. 長野のナチュラルワインワイナリーは見学できますか?
見学への対応はワイナリーによって異なります。
予約が必要な場合や、見学・試飲に対応していない場合もあるため、訪問前に各ワイナリーの公式情報を確認しましょう。
見学や試飲だけでなく商品の購入ができるかどうかも確認しておくと安心です。
Q. 長野のワイナリーはどの地域にありますか?
長野県のワイン産地は、桔梗ヶ原ワインバレー、千曲川ワインバレー、日本アルプスワインバレー、天竜川ワインバレー、八ヶ岳西麓ワインバレーの5つに分けられています。
今回ご紹介したワイナリーも上田市や小布施町、中川村など県内の異なる地域に位置しています。
ワイナリー巡りをする際は、所在地だけでなく周辺の観光地や移動時間も確認すると計画を立てやすくなります。
まとめ:長野のナチュラルワインワイナリーを訪れて造り手の個性を知ろう
長野県には5つのワインバレーがあり、県内各地で多様なワイン造りが行われています。
今回ご紹介した小布施ワイナリー、Veraison note、Sail the Ship Winery、南向醸造では、有機栽培や無化学農薬栽培、自然酵母、野生酵母など、それぞれ異なる取り組みが確認できます。
ナチュラルワインには統一された明確な定義がないからこそ、ワインの名称だけで判断するのではなく、どのようなぶどうを育て、どのような方法で醸造しているのかに目を向けることが大切です。
ワイナリーを訪れる際は、見学や試飲の対応状況を事前に確認しましょう。
長野でワイン造りへの関心が深まったら、海外産のナチュラルワインにも目を向けることで、産地や生産者による違いを楽しむきっかけになります。
Vin X Cellarでは、フランスやスイス、ジョージアなど海外のナチュラルワインを取り扱っています。
生産者の背景やワインの特徴を確認しながら、海外産のナチュラルワインを選ぶこともできます。
