2026/07/10 11:20
「ナチュールワインとナチュラルワインは何が違うの?」「どちらが正しい呼び方なのだろう」と疑問に思ったことはありませんか。
ワインショップやレストラン、インターネットの記事などでは「ナチュールワイン」と「ナチュラルワイン」の両方の表現が使われています。
そのため、呼び方が違うだけなのか、それとも別の種類のワインなのか気になる方も多いでしょう。
結論から言うと、ナチュールワインとナチュラルワインは、基本的に同じものを指して使われることが多い名称です。
ただし、言葉の由来や使われ方には違いがあり、関連する「オーガニックワイン」や「ビオワイン」と混同されることも少なくありません。
この記事では、ナチュールワインとナチュラルワインの違いを分かりやすく解説するとともに、それぞれの特徴や関連するワインとの違い、選ぶ際のポイントまでご紹介します。
初めてナチュールワイン・ナチュラルワインに興味を持った方にも理解しやすいようにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ナチュールワインとナチュラルワインの違い【結論】
ナチュールワインとナチュラルワインは、基本的に同じ意味で使われることが多い言葉です。
「ナチュール」はフランス語のnature(ナチュール)、「ナチュラル」は英語のNatural(ナチュラル)に由来しています。
どちらも「自然」を意味する言葉であり、日本では生産者や輸入元、ワインショップによって呼び方が異なるケースが見られます。
「ナチュールワイン」や「ナチュラルワイン」には、世界共通で統一された法的な定義や認証制度はありません。
そのため、名称だけで品質や製法を判断するのではなく、生産者の栽培や醸造に対する考え方も確認することが大切です。
呼び方は異なるが同じ意味で使われることが多い
フランスでは「Vin Nature(ヴァン・ナチュール)」という表現が使われることがあり、日本でもこれをもとに「ナチュールワイン」と呼ばれるようになりました。
一方、英語の「Natural Wine」を由来とする「ナチュラルワイン」という表現も日本では広く浸透しています。
どちらも自然な栽培や醸造を大切にする生産者のワインを指して使われることが多く、一般的には大きな意味の違いはないとされています。
ナチュラルワインには世界共通の明確な定義はない
ナチュラルワインには、世界共通で統一された法的な定義や認証制度はありません。
そのため、生産者や国、団体によって考え方や基準には違いがあります。
例えば、化学肥料や農薬の使用をできる限り抑えてぶどうを栽培することや、醸造時の人的介入をなるべく少なくすることを重視する生産者もいます。
一方で、使用できる資材や醸造方法について独自の基準を設けている団体も存在します。
このように、ナチュラルワインは一律のルールで定義されるものではなく、自然な栽培や醸造を重視する生産者によって造られるワインを指す言葉として理解すると、イメージしやすいでしょう。

なぜ「ナチュール」と「ナチュラル」の2つの呼び方があるの?
ナチュールワインとナチュラルワインは、基本的に同じものを指すことが多いものの、なぜ2つの呼び方が存在するのでしょうか。
その理由は、言葉の由来や日本での普及の経緯にあります。
それぞれの背景を知ることで、ワインショップやレストランで異なる表記を見かけても迷いにくくなるでしょう。
「Vin Nature(ヴァン・ナチュール)」が由来
「ナチュールワイン」という呼び方は、フランス語の「Vin Nature(ヴァン・ナチュール)」に由来しています。
「Vin」はワイン、「nature」は自然を意味する言葉です。
フランスでは、自然な栽培や醸造を大切にするワインを表す際に、このような表現が使われることがあります。
日本でもフランス産ワインを扱う輸入元や専門店を中心に「ナチュールワイン」という名称が使われるようになり、現在でも店舗やメディアによってはこの呼び方を採用しています。
日本では「ナチュラルワイン」という呼び方が広まった背景
一方、「ナチュラルワイン」は英語の「Natural Wine」をそのまま日本語にした表現です。
近年はワイン専門店だけでなく、レストランや酒販店、オンラインショップなどでも「ナチュラルワイン」という名称が広く使われるようになりました。
そのため、一般の消費者にとっては「ナチュラルワイン」のほうが、なじみのある呼び方と感じられる場合もあります。
「ナチュールワイン」と「ナチュラルワイン」のどちらを使用するかは、生産者や輸入元、販売店の方針によることが多く、名称によってワインそのものの品質や製法が変わるわけではありません。
生産者やショップによって表記が異なる理由
ナチュラルワインには世界共通の定義がないため、呼称についても統一されたルールはありません。
フランスの文化やワインの背景を重視するショップでは「ナチュールワイン」と表記されることがあり、より幅広い消費者に伝わりやすいよう「ナチュラルワイン」という名称を採用しているショップもあります。
そのため、異なる表記を見かけても別の種類のワインと考える必要はありません。
まずは生産者の栽培方法や醸造への考え方、ワインの味わいなどを確認して選ぶようにするとよいでしょう。
ナチュールワイン・ナチュラルワインと混同されやすいワインとの違い
ナチュールワインやナチュラルワインは、「オーガニックワイン」や「ビオワイン」と混同されることがあります。
それぞれ似たイメージを持たれやすいものの、重視するポイントや使われ方には違いがあります。
まずは全体像を比較してみましょう。
【ナチュールワイン・ナチュラルワイン】
自然な栽培や醸造を大切にする考え方をもとに造られるワイン。
世界共通の統一基準はない。
【オーガニックワイン】
有機栽培されたぶどうを使用し、各国・各地域の有機認証基準に沿って栽培・醸造されたワイン。
【ビオワイン】
「ビオ(Bio)」はフランス語で「有機」を意味する言葉で、オーガニックワインを指して使われることが多い。
ナチュールワイン・ナチュラルワインとオーガニックワインの違い
オーガニックワインは、主にぶどう栽培や醸造に関する認証基準に基づいて造られるワインです。
使用する農薬や化学肥料に一定の基準が設けられており、有機認証を取得しているものは、その基準を満たしていることが確認されています。
一方、ナチュラルワインは認証の有無だけで判断されるものではありません。
栽培だけでなく、醸造時の考え方や人的介入をできる限り抑える姿勢を重視する生産者も多く見られます。
ナチュールワイン・ナチュラルワインとビオワインとの違い
「ビオワイン」は、フランス語の「Bio(ビオ)」に由来する呼び方です。
日本ではオーガニックワインとほぼ同じ意味で使われることが多く、有機栽培によるぶどうを使用したワインを指すケースが一般的です。
ただし、「ビオワイン」という名称にも世界共通の定義があるわけではなく、使われ方は国や販売店によって異なる場合があります。
そのため、ラベルや商品説明で栽培方法や認証の有無を確認すると、より特徴を理解しやすくなるでしょう。
ナチュールワイン・ナチュラルワインの特徴とは?
ナチュールワイン・ナチュラルワインは、「自然な造り」という共通した考え方がある一方で、味わいや香りは1本ごとに異なります。
そのため、「ナチュラルワインはこういう味」と一概に表現することはできません。
ここでは、多くのナチュラルワインに見られる特徴をご紹介します。
自然な栽培・醸造を重視する生産者が多い
ナチュラルワインを造る生産者には、ぶどう本来の個性や産地の特徴を生かすことを大切にしている方が多く見られます。
例えば、畑では化学肥料や農薬の使用をできる限り抑えながら栽培に取り組み、醸造では必要以上の人的介入を避ける考え方を採用するケースがあります。
ただし、こうした栽培方法や醸造方法は生産者によって異なるため、すべてのナチュラルワインが同じ製法で造られているわけではありません。
味わいは生産者やヴィンテージによって個性がある
ナチュラルワインは、使用するぶどうや産地、気候、生産者の考え方などによって味わいが変わります。
果実味が豊かでフレッシュなタイプもあれば、複雑な香りや奥行きのある味わいを楽しめるものもあります。
また、同じ生産者でも収穫年(ヴィンテージ)によって印象が変わることも珍しくありません。
こうした個性の違いも、ナチュラルワインならではの魅力のひとつといえるでしょう。
初心者でも飲みやすいタイプはある
「ナチュラルワインは個性的で飲みにくい」というイメージを持たれることがありますが、実際には果実味があり、親しみやすい味わいのワインも数多くあります。
初めて選ぶ場合は、ショップの商品説明やスタッフのコメントを参考にすると、自分の好みに合った1本を見つけやすくなります。
普段飲んでいるワインの味わいに近いものから試してみるのもおすすめです。
ナチュールワイン・ナチュラルワインを選ぶときのポイント
ナチュラルワインを選ぶ際は、「ナチュール」や「ナチュラル」という名称だけで判断するのではなく、商品の情報もあわせて確認することが大切です。
名称だけで判断しない
「ナチュールワイン」「ナチュラルワイン」と表示されていても、製法や栽培への考え方は生産者によって異なります。
そのため、名称だけで特徴を判断するのではなく、商品の説明や生産者の情報も参考にすると、自分に合ったワインを選びやすくなります。
生産者や栽培・醸造への考え方も確認する
ぶどうの栽培方法や醸造方法に対する考え方は、生産者ごとに異なります。
商品ページやショップの紹介文には、生産者の理念やワイン造りへのこだわりが掲載されていることもあるため、味わいだけでなく背景にも目を向けると、よりワイン選びを楽しめるでしょう。
初心者は専門店の説明を参考に選ぶ
初めてナチュラルワインを購入する場合は、味わいの特徴やおすすめの飲み方が紹介されている専門店を利用するのもひとつの方法です。
甘みや酸味、果実味などが分かりやすく説明されていると、好みに近い1本を選びやすくなります。
ナチュラルワインを探すなら専門店で選ぶのもひとつの方法
※本記事には、運営元が販売するオンラインショップ「Vin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)」の紹介が含まれます。
ナチュラルワインを選ぶ際は、生産者の考え方や味わいの特徴まで確認できる専門店を利用すると、ワインを比較しながら選びやすくなります。
Vin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)は、ナチュラルワインを専門に扱うオンラインショップです。
畑や生産者の思想がワインに素直に反映されるよう、化学的な薬品や添加物になるべく頼らず、テロワールを生かしたワインを取りそろえています。
また、ビオディナミ農法といった自然の力を尊重したワインをはじめ、生産者の背景や味わいの特徴も分かりやすく紹介しています。
初めてナチュラルワインを選ぶ方やさまざまな味わいを楽しみたい方も、生産者や味わいの情報を参考にしながら商品を選びやすいオンラインショップです。
ナチュールワインとナチュラルワインの違いに関するFAQ
Q. ナチュールワインとナチュラルワインは同じものですか?
一般的には同じ意味で使われることが多く、違いは主に言葉の由来です。
「ナチュール」はフランス語、「ナチュラル」は英語に由来しています。
Q. ナチュラルワインに明確な定義はありますか?
世界共通の法的な定義や認証制度はありません。
そのため、生産者や団体によって考え方や基準が異なります。
Q. ビオワインやオーガニックワインとの違いは?
オーガニックワインやビオワインは、有機栽培や認証制度を基準として説明されることが多い一方、ナチュラルワインは、一般的に自然な栽培や醸造を重視するワインを指す言葉として使われることがあります。
Q. 初心者はどのように選べばよいですか?
初めてナチュールワイン・ナチュラルワインを選ぶ際は、味わいの特徴や生産者の情報が掲載されている専門店を参考にすると選びやすくなります。
果実味が豊かなタイプや飲み口が軽やかなタイプなど、飲みやすいものから試してみるのもよいでしょう。
まとめ:ナチュールワインとナチュラルワインの違いを理解して自分に合う1本を選ぼう
ナチュールワインとナチュラルワインは、基本的に同じ意味で使われることが多く、違いは言葉の由来や呼び方にあります。
また、ナチュラルワインには世界共通の明確な定義があるわけではなく、生産者ごとの考え方や栽培・醸造方法によって特徴が異なります。
そのため、名称だけではなく、生産者の理念や商品の説明にも目を向けることが大切です。
初めてナチュラルワインを選ぶ場合は、味わいや生産者の情報が分かりやすく紹介されている専門店を参考にすると、自分に合った1本を見つけやすくなります。
ぜひ、ナチュールワインやナチュラルワインの違いを理解したうえで、お気に入りの1本を探してみてください。
