2026/02/27 10:19

近年、ナチュラルワインと同様にクラフトビールの人気も広がりを見せています。
大量生産とは異なる小規模醸造や、個性的な味わいを楽しむ文化に魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。

そうした“発酵の個性”を楽しむ層は、ナチュラルワインにも注目している傾向が見られます。
ぶどう本来の風味や土地の個性を尊重した造りは、クラフトビールと共通する価値観を持っているためです。

本記事では、ナチュラルワインとクラフトビール両者の共通点や相性の良さを整理しながら、クラフトビール好きにおすすめのナチュラルワインをご紹介します。
これからナチュラルワインに挑戦してみたい方にも、選びやすいヒントをお届けします。

ナチュラルワインがクラフトビール好きにおすすめな理由


個性を楽しむ文化が共通している
ナチュラルワインとクラフトビールは、製法こそ異なるものの「自然な原料を生かすこと」「造り手の哲学を反映させること」を重視する飲み物という共通点があります。

クラフトビールの魅力は、ブルワリーごとの個性や原料選びの自由度にあります。
ホップの使い方や酵母の違いによって、同じスタイルでも表情が大きく変わります。

その点はナチュラルワインも同様です。
ナチュラルワインは、小規模な生産者が畑の個性を生かし、できるだけ人為的な介入を抑えながら醸造を行います。
そのため、年ごとの気候や土地の違いが味わいに反映されやすい傾向があります。
“均一ではないこと”を楽しむ文化は、両者に共通するポイントといえるでしょう。

発酵由来の香りやにごりへの親和性
クラフトビールの中でも、セゾンやサワーエールなどは酵母由来の香りや酸味が特徴です。
あえてにごりを残すスタイルも珍しくありません。

ナチュラルワインにも、発酵由来の複雑な香りや、軽いにごりを持つタイプがあります。
また、瓶内二次発酵による微発泡タイプは、ビールの泡感に近い感覚で楽しめます。
「発酵そのもののニュアンスを味わう」という点で、クラフトビール好きにとって親しみやすい要素が多いと考えられます。

食事と自由に合わせる楽しみ
クラフトビールは、料理との自由なペアリングも魅力です。
スパイス料理や肉料理、和食まで幅広く合わせる楽しみがあります。

ナチュラルワインもまた、伝統的な格式にとらわれず、日常の食卓に寄り添う存在です。
冷やして飲める赤ワインや、軽やかなオレンジワインなど、温度帯やスタイルの幅が広いのも特徴です。
「難しそう」という印象を持たれることもありますが、実際は肩ひじ張らずに楽しめるものも多くあります。


クラフトビール好きにおすすめのナチュラルワインのタイプ


① ペットナット(微発泡タイプ)
ペットナットは、一次発酵途中で瓶詰めし、残糖分を利用して瓶内発酵させるスパークリングワインです。
やわらかな泡立ちと、フレッシュな酸味が特徴とされています。

強い炭酸ではなく、やさしく広がる発泡感はクラフトビールのセゾンやベルジャンスタイルを好む方に親しみやすいタイプです。
発酵由来の香りも感じやすく、最初の1本として選びやすい存在といえるでしょう。

② オレンジワイン
白ぶどうを果皮ごと醸すことで生まれるオレンジワインは、紅茶やスパイスのようなニュアンスを帯びることがあります。

IPAや個性の強いエールを楽しむ方にとって、この複雑さは魅力的に映るかもしれません。
タンニンを感じるものもあり、料理との相性も幅広いのが特徴です。

③ 軽やかな赤ワイン
ナチュラルワインの赤には、軽やかで果実味主体のタイプも多く見られます。
やや冷やして楽しめるものもあり、フルーツエールを好む方には入りやすい選択肢のひとつです。
重厚さよりも、みずみずしさや酸のバランスを楽しむスタイルが中心となります。

【Vin X Cellarで選ぶ】クラフトビール好きにおすすめのナチュラルワイン

オンラインショップのVin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)では、ナチュラルワインを中心に取り扱っています。
ここでは、クラフトビール好きに向きやすいタイプをいくつかご紹介します。

シャトー・ラ・トロショワール エリザベス オータンティーク ブラン ヴァン・ド・フランス2019
ロワール産の微発泡タイプ。
やわらかな泡と、爽やかな酸味が感じられるスタイルです。
酵母由来のニュアンスもあり、クラフトビールの発酵感を楽しむ方にとって初めての1本として検討しやすいタイプです。

シャトー・ラ・トロショワール マセラシオン ヴァン・ド・フランス 2020
果皮浸漬によって造られるオレンジワイン。
ほのかなスパイス感や複雑な香りが特徴です。
個性的なビールを好む方が、ワインで新しい表情を探す際に検討しやすいタイプでしょう。

テール・ド・レリュ マウピティ ルージュ ヴァン・ド・フランス 2021
軽やかな赤ワインで、果実味と酸のバランスが魅力です。
冷やしても楽しめるスタイルのため、ビールの延長線上で気軽に取り入れやすい存在です。

ドメーヌ・レ・ヴァン・ド・ラ・マドンヌ ダシット ルージュ AOP コート・デュ・フォレ 2020
ガメイ主体の赤ワイン。
フレッシュな酸と赤系果実の風味が感じられます。
重すぎない味わいは、食事と合わせて楽しみたいクラフトビール好きにも向いています。

これらのワインをまとめて楽しめるセットもありますので、気になる方はあわせてご覧ください。
スタイルの違いを飲み比べながら、ナチュラルワインの幅を体験できます。

ナチュラルワインをオンラインで選ぶ際のポイント

クラフトビールと同様に、ナチュラルワインも保存状態が味わいに影響しやすいお酒です。
特に温度管理は重要とされています。
通販を利用する場合は、ワインの取り扱い方針や配送方法を確認すると安心です。

また、ナチュラルワインには国際的に統一された法的定義があるわけではありません。
生産者ごとに考え方や手法が異なるため、ぶどうの栽培方法や醸造の方針を参考に選ぶことがポイントになります。

はじめて挑戦する場合は、微発泡タイプや軽やかな赤ワインから試すと、クラフトビールの感覚に近い楽しみ方がしやすいでしょう。
オレンジワインは個性が際立つタイプもあるため、料理と合わせながら少しずつ慣れていくのもひとつの方法です。

Vin X Cellarでは、生産地やスタイル別にワインが紹介されています。
説明文を参考にしながら、自分の好みに近いタイプを探してみてください。

まとめ:クラフトビール好きこそナチュラルワインを楽しむ選択肢を

クラフトビール好きにとって、ナチュラルワインは決して遠い存在ではありません。
発酵の個性を楽しむ文化や、小規模生産ならではの表情の違いは、両者に共通する魅力です。

微発泡のペットナット、スパイス感のあるオレンジワイン、軽やかな赤ワインなど、スタイルはさまざまです。
まずは自分が好むビールのタイプをヒントに選んでみると、新しい発見につながるかもしれません。

ナチュラルワインを探している方は、Vin X Cellarのラインアップをのぞいてみるのもひとつの方法です。
クラフトビールとはまた異なる、ぶどう由来の発酵の世界を体験してみてはいかがでしょうか。

店長セレクト:おすすめワイン3本