2026/02/13 09:46

これまで中華料理といえば、ビールや紹興酒を思い浮かべる方が多かったかもしれません。
ところが近年、東京ではナチュラルワインを取り入れる中華料理店が少しずつ広がっています。

背景にあるのは、料理の楽しみ方の多様化です。
スパイスや発酵調味料を使う中華料理は、味わいに奥行きがあります。
そこに果実味や酸を備えたナチュラルワインを合わせることで、新たな調和が生まれると注目されつつあります。

本記事では、東京で楽しめる中華とナチュラルワインの組み合わせ方や選び方を解説します。
さらに、自宅でも実践できるペアリングのヒントもご紹介します。

なぜ今、東京で「中華×ナチュラルワイン」が注目されているのか


中華料理とワインの相性が見直されている理由
東京は、多様な中華料理が集まる都市としても知られています。
エリアごとに個性の異なる中華料理店が点在している点も特徴です。

こうした味わいの幅広さが、ワインとの相性を考えるきっかけになっています。
油を使った料理には酸のあるワインが寄り添い、山椒や唐辛子の刺激にはやわらかな果実味がバランスをとります。

必ずしも「赤は肉、白は魚」といった固定観念にとらわれる必要はありません。
料理の調味や香りに注目すると、ナチュラルワインという選択肢が自然に浮かび上がります。

ナチュラルワインならではの魅力
中華料理と合わせる上で、ナチュラルワインが選ばれる理由のひとつは、その味わいの柔軟さにあります。

一般的にナチュラルワインは、ぶどう本来の風味を生かす造りを志向する生産者が多く、果実味や酸味、時にはうまみを感じやすい傾向があります。
強すぎないタンニンや、やわらかな口当たりが特徴となる銘柄も少なくありません。

例えば、酸をしっかり備えた白ワインは、油を使った炒め物や揚げ物と合わせやすい傾向があります。
口中をさっぱりと整え、次の一口へと自然につなげてくれます。

また、果皮とともに発酵させるオレンジワインは、ほどよい渋みと複雑味があり、点心や発酵調味料を使った料理と調和しやすい場面も見られます。
味わいの個性がはっきりした料理が多いからこそ、ワイン選びの幅が広がると感じる方もいます。


東京で中華料理とナチュラルワインを楽しむスタイル


カジュアル中華とグラスワイン文化
東京では、ワインリストに自然派ワインを取り入れる中華料理店も見られます。
肩ひじ張らずに楽しめる店舗で、ナチュラルワインをグラス提供するスタイルも徐々に広がっています。

グラス提供であれば、料理ごとにワインを変えることもできます。
少量ずつ試せる点は、ナチュラルワインに興味を持ち始めた方にとっても取り入れやすい方法でしょう。

本格中華でのペアリング提案
一方で、コース仕立ての中華料理に合わせてワインを提案する店舗もあります。
料理の温度や香り、ソースの濃淡に合わせてワインを選ぶことで、食事全体の流れを意識した体験が可能になります。

中華料理に合わせたいナチュラルワインの選び方

東京の中華料理店で楽しむだけでなく、自宅でも「中華×ナチュラルワイン」は取り入れられます。
東京で中華料理とナチュラルワインのペアリングを楽しみたい方に向けて、料理別に選び方のヒントをご紹介します。

麻婆豆腐・担々麺に合わせるなら
山椒のしびれや唐辛子の辛味がある料理には、果実味を感じやすい赤やロゼが選択肢になります。
アルコール感が強すぎないものや、タンニンが穏やかなタイプのほうが、辛味とぶつかりにくい傾向があります。

冷やしすぎず、やや涼しい室温で提供すると、果実味とスパイスのバランスが取りやすくなります。

餃子・点心と楽しむ1本
点心や焼き餃子には、酸のある白ワインや軽やかな微発泡タイプが合わせやすい場面があります。
皮の香ばしさや肉汁のうまみを、酸が引き締めてくれます。

にらやにんにくの風味が気になる場合も、爽やかな酸味が口中を整えてくれるため、食事が重くなりにくいと感じる方もいます。

海鮮系中華にはミネラル感を
海老や白身魚を使った蒸し料理、塩味ベースの炒め物には、すっきりとした白ワインが候補になります。
ミネラル感のあるタイプは、素材の味を引き立てやすい傾向があります。

料理の味付けが繊細な場合は、樽香が強すぎないものを選ぶとバランスが取りやすくなります。

自宅で楽しむ「中華×ナチュラルワイン」という選択

東京で広がる中華とナチュラルワインの組み合わせは、外食だけの楽しみ方ではありません。
家庭でつくる回鍋肉や青椒肉絲、市販の点心と合わせても、その相性を体験できます。

ナチュラルワインは産地や品種によって個性が大きく異なります。
料理に合わせて数本を飲み比べることで、自分なりの好みが見えてきます。

中華料理に合わせやすいナチュラルワインを探している方は、オンラインショップのラインアップを参考にする方法もあります。
東京で中華料理とナチュラルワインの組み合わせを楽しみたい方は、Vin X Cellar(ヴァンクロス・セラー)のオンラインショップも選択肢のひとつです。
味わいの特徴が記載された銘柄もあり、料理との相性をイメージしながら選べます。

まとめ:東京発、中華とナチュラルワインの新しい楽しみ方

「中華料理×ナチュラルワイン」の組み合わせは、徐々に広がりを見せています。
辛味やうまみ、発酵のニュアンスを持つ中華料理は、ワインの個性を引き出す舞台にもなります。
実際に料理とワインを組み合わせてみると、温度や提供順によって印象が変わることもあります。

固定観念にとらわれず、料理と向き合いながら1本を選ぶ。
その積み重ねが、新しい発見につながります。

東京の中華料理店で体験するのも良いでしょう。
自宅でゆっくり試すのも一案です。
ナチュラルワインを通して、中華料理の魅力を改めて感じてみてはいかがでしょうか。

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