2025/11/19 11:30
ナチュラルワインは、化学添加物をできるだけ使わず、自然な製法で作られたワインです。近年、健康や環境への意識が高まる中で、初心者の間でも注目を集めています。
しかし、種類や味わいが多く、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
この記事では、初心者の方でも楽しみやすいとされるナチュラルワインを15本ご紹介します。
いずれも、自然派や少介入のものを手がける造り手のワインとして知られています。
選び方のポイントや飲み方のコツもあわせて解説しているので「ナチュラルワインのおすすめ」を探す際の参考にしてください。
ナチュラルワインとは?
ナチュラルワインとは、ブドウ本来の風味を大切にし、化学添加物や酸化防止剤の使用をできるだけ抑えたワインのことです。
発酵も自然の力に任せることが多く、造り手のこだわりが反映されやすいのが特徴です。
通常のワインに比べると味わいがやわらかく、果実や土のような香りが感じられる場合があります。
初心者向けに選ぶ場合は、味わいや飲みやすさを重視すると選びやすいでしょう。
ナチュラルワインは個性が豊かなので、同じ銘柄でもヴィンテージ(収穫された年)や生産者によって味が変わることがあります。この多様性も楽しみのひとつです。
「ナチュラルワインのおすすめ」を探す際には、まず基本的な特徴を理解しておくと選びやすくなります。
通常のワインとの違い
ナチュラルワインは、通常のワインと比べていくつか特徴があります。
まず、添加物をできるだけ控えている点が大きな違いです。通常のワインでは、酸化防止剤や香料などを使用することが一般的ですが、ナチュラルワインはなるべく使わないようにして造られています。
また、発酵方法も異なります。通常のワインは酵母を選んで管理された環境で発酵させることが多いですが、ナチュラルワインは自然に存在する酵母で発酵させることがあります。このため、味わいに微妙な個性や変化が生まれやすいのが特徴です。
さらに、製造過程での濾過や精製が控えめなため、色や香りに複雑さが感じられる場合があります。こうした特徴を理解しておくと、初心者でもナチュラルワインを選ぶ際の参考になるでしょう。

ナチュラルワインの選び方のポイント
ナチュラルワインを選ぶときは、いくつかのポイントを押さえると選びやすくなります。味わいや香りの好み、飲むシーンに合わせて選ぶことが大切です。
初心者でも分かりやすいポイントをいくつかご紹介します。
ラベルや産地のチェック
まずはラベルを確認しましょう。生産国やブドウの品種、ヴィンテージが分かると選びやすくなります。
ナチュラルワインは、添加物の使用が少ない分、ヴィンテージや産地によって味が変わりやすい傾向があります。
初めて購入する場合は、国内外で評判のある産地を参考にするのがおすすめです。
味の傾向を知る
酸味や渋み、果実味のバランスを確認することも大切です。
初心者は、やわらかい口当たりで飲みやすいタイプから試すのがおすすめ。ワインショップや通販サイトでは、味わいの簡単な説明が書かれていることが多いので、読んでおくと参考になるでしょう。
価格帯の目安
ナチュラルワインは価格も幅があります。高価なものもありますが、初心者はまず手頃な価格帯のワインから試すと挑戦しやすいです。
初めてのナチュラルワインを探す際は、価格を目安に複数種類を試してみるのもよいでしょう。
初心者におすすめのナチュラルワイン15選
ここでは、初心者でも飲みやすく、日常の食事にも合わせやすい自然派として紹介されることがあるワインをご紹介します。どれも自然な味わいを楽しめる1本です。
気になるものがあれば、ワインショップやオンラインストアで探してみましょう。
赤ワインおすすめ5選
1. ラ・ムートニエール ブルゴーニュ ピノ・ノワール
しっかりとした酸味と果実の香りが特徴。食事に合わせやすい1本です。
2. ルナリア モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
ビオディナミ認証を受けた造り。ほどよい渋みで、ナチュラルワイン初心者にもおすすめです。
3. ジャン・フォワイヤール モルゴン・コート・デュ・ピィ
自然酵母で発酵された軽やかな赤。冷やして飲むと、よりフルーティーな印象を楽しめます。
4. パルティーダ・クレウス ティント・ナトゥラル
スペイン産の自然派ワイン。果実味が豊かで、さまざまなジャンルの料理に合わせやすい味わいです。
5. まるき葡萄酒 ラフィーユ 樽ベーリーA
自然な造りを意識した自然派志向のワイン。コクのある味わいで醬油を使った料理ともよく合います。
白ワインおすすめ5選
1. ブルノ・デュシェン ラ・ルナ・ブラン
フルーティーな甘い香り。果実を感じるピュアな味わいで初めての1本におすすめです。
2. ラ・ビアンカーラ ガルガンゴ
軽くすっきりとした酸味を感じる微発泡ワイン。チーズや魚料理にも合わせやすいです。
3. ドメーヌ・ユエ・ヴーヴレ
フランス・ロワール地方の辛口白。ナチュラルワインらしいミネラル感を楽しめます。
4. ミカーチェ ペコリーノ テッレ・ディ・キエティ
フローラルな香りでハーブも感じるワイン。しっかりとした酸味でチーズとも合いやすいです。
5. コス ピトス ビアンコ
果実のフレッシュな香りが華やかなオレンジワイン。自然派らしい複雑さも感じられる、個性的な1本です。
ロゼ・スパークリングおすすめ5選
1. ダニエーレ ポルティナーリ ロザート
辛口でフローラルな香りを楽しめるロゼワイン。
2. ドメーヌ・サン・ニコラ ファミーユ ミッション レ・ペルル ロゼ
フランス産のロゼワイン。フルーティーな香りと味わいが楽しめます。
3. ローラン・バルツ ペティヤン ロゼ
フルーティーで親しみやすい味わい。和食にも合いやすいです。
4. レ・ヴァン・コンテ ナチュレル ポー・ブロップ・ウィズ
果実の甘みが穏やかに広がり、軽快な泡立ちが心地よい1本です。
5. マート フリッツァンテ ロゼ
キレのある発泡感とフルーティーな味わい。食事と一緒に楽しみやすいタイプです。
ナチュラルワインを楽しむコツ
ナチュラルワインは、造り手の個性や自然の力が感じられる魅力的なワインです。少しの工夫で、より豊かな味わいを楽しめます。
ここでは、ナチュラルワインを楽しむコツをご紹介します。
温度を意識してみる
ワインの種類によって、最適な温度が異なります。赤ワインはやや低め、白やスパークリングは冷やすと香りが引き立ちます。冷蔵庫で軽く冷やしてからゆっくり味わうと、風味の変化を楽しめます。
グラスを選ぶ
ナチュラルワインは香りが豊かなので、少し広がりのあるグラスを使うのがおすすめです。空気に触れることで、果実やハーブの香りがより感じやすくなります。
料理と合わせる
自然な味わいのワインは、家庭料理ともよく合います。野菜料理や和食にもなじみやすく、特別な食材を用意しなくても楽しめます。気軽に食卓に取り入れてみるのもよいでしょう。
開けた後の変化を味わう
ナチュラルワインは時間とともに香りが変わることがあります。開栓直後と翌日で印象が違うこともあるため、少しずつ飲み進めて違いを感じてみるのもおすすめです。
「ナチュラルワインのおすすめ」を探す際は、味わいだけでなく、こうした楽しみ方も意識すると、より自分好みの1本に出合いやすくなるでしょう。
まとめ:自分に合ったナチュラルワインを見つけよう
ナチュラルワインは、自然の力を生かして造られた、個性豊かなワインです。添加物を控えた製法により、果実や土の香りなど、ブドウそのものの風味を感じられます。
初心者の方は、まず飲みやすいタイプや手頃な価格のものから試してみるのがおすすめです。味の傾向や産地を少しずつ知っていくことで、自分の好みが見えてきます。
今回ご紹介した15本の中から気になる1本を選び、食事と合わせて楽しんでみてください。ナチュラルワインは、ゆっくり味わうことで新しい一面に気づけることもあります。
これから「ナチュラルワインのおすすめ」を探す方にとって、本記事がワイン選びの参考になれば幸いです。

